外反母趾
こんなお悩みはありませんか?
親指上方部が小指の方向へ曲がってしまっている
親指の付け根が内側に出っ張ってしまっていて、靴に擦れて赤くなっている
立っていたり、歩くと親指の付け根に痛みがある
親指の付け根が腫れて赤くなっている
親指の付け根が靴に擦れて歩行時に痛みがある
親指が人差し指の上下どちらかに重なってしまっている
人差し指、中指、薬指が小指の方向へ曲がってしまっている
親指の付け根の関節の下に痛みがある
人差し指の付け根の下に痛みがある
足が平べったくなり、指先の方が広がっている
外反母趾で知っておくべきこと
外反母趾は日本人に非常に多く見られ、近年、急激に患者数が増えています。親指が小指の方向へ曲がり、付け根が突出して痛むのが特徴です。ヒールが高く、つま先が細い靴や足に負担がかかる靴を履き続けることで起こりやすくなります。外反母趾には遺伝的な要因によるものと、かかとの高い靴を履き続けることが原因で30代後半に発症しやすいものの、2つのタイプがあります。
中年期の肥満や筋力低下も外反母趾を引き起こすことがあります。また、外反母趾の方は扁平足になりやすく、扁平足の方も外反母趾になりやすいとされています。
軽い症状のうちに予防や軽減をしていくことが大切です。
症状の現れ方は?
症状の現れ方として、合わない靴を履くことが外反母趾の主な原因とされています。つま先が細く、幅が狭い靴を履くと親指が圧迫され、関節が変形しやすくなります。また、ヒールの高い靴は指先周辺に負担が集中しやすく、通常はつま先とかかと周辺に均等に荷重が分散されるところ、ヒールの場合は8対2の荷重分散になるとされ、指先周辺の関節変形の原因となります。
好発年齢は中高年期が多く、靴だけでなく筋力低下や肥満なども原因とされています。足が健常な場合、足部には縦のアーチのほかに横のアーチも存在していますが、外反母趾になるとこれらのアーチが崩れてしまい、扁平足などが生じ、中足骨が広がることで足趾が圧迫されるようになります。
その他の原因は?
外反母趾の原因として、個々の骨の形や関節構造といったもともとの足の骨格が大きく影響することがあります。つまり、遺伝的な足の骨の構造が要因となり、それに加えて自分に合わない靴を履き続けることにより、変形につながるケースが多いのです。
足の形は、多くの細かい骨が組み合わさった複雑な構造で、これらが靭帯や腱でつながり、細かなパーツが複雑に動くことで重みを支えながら歩行や動作を支えています。
足の骨の構造には個人差があり、両親などからの遺伝的な特徴を引き継ぐことが多いとされています。たとえば、「足が柔らかくアーチが崩れやすい」「中足骨が長い」「中足骨頭の並びが水平でない」といった構造の方は、アーチが崩れて外反母趾になりやすいとされています。
外反母趾を放置するとどうなる?
外反母趾を放置すると、長い時間をかけて少しずつ親指の付け根が「くの字」に変形し、靴に当たる部分に痛みが出ることがあります。さらに症状が進行すると、他の指にも影響が及んだり、歩行障害につながる可能性もあります。
外反母趾は、初期に施術を開始すれば保存療法のみで日常生活を快適に過ごせることも期待できますが、放置すると変形が進行し、手術が必要になる場合があります。
また、外反母趾と思っていたら、実は関節リウマチなど他の病気が原因だったということもあるため、親指の変形や痛みを感じた場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
当院の施術方法について
当院の施術方法としては、「足の極み」があります。「足の極み」は、むくみや冷え性、腰痛、下腿全体の重だるさを軽減し、アーチバランスや歩行の補助、体内水分の循環を良くする効果が期待できます。
施術の対象となるのは、腰痛にお悩みの方、ふくらはぎのむくみやたるみが気になる方、足の冷えや疲れに悩まれている方、外反母趾や扁平足、アーチの低下が気になる方、長時間デスクワークをされる方、スポーツパフォーマンスを向上したい方です。施術を受けることで、筋膜へのアプローチや足のアーチ補正を行い、痛みの軽減や扁平足の予防、状態悪化防止が期待できます。
改善していく上でのポイント
外反母趾を軽減していくためのポイントとして、まず1つ目は靴の選定です。靴の形や大きさが足に合っていないことが外反母趾の原因につながります。痛みや発赤が見られる場合には、指先の細い靴を避け、ヒールも控え、自分の足のサイズに合った靴を選ぶことが大切です。
2つ目は、筋力低下によって外反母趾が起こることが多いため、横アーチと縦アーチを保つための筋力が重要です。足の指を曲げる筋肉を鍛えることで、縦アーチと横アーチを支える働きをする筋肉が活発になりますので、足の指を曲げる運動を取り入れることが効果的です。
3つ目は、当院の施術を受けていただき、足のアーチを整え、軽減や予防につなげることが必要です。