帯状疱疹後
持続的に焼けるような痛みがあり、一定の時間で刺すような痛みを繰り返す事が多く見られます。人によっては締め付けられるような感覚や、ズキズキ、ピリピリなどの電気が走ったような感覚が見られます。
焼けるような熱感がある人は皮膚層が炎症している可能性もあり、痛みだけでなく腫れも見られことがあります。
多くは上半身の胸や背中、首、顔に多く、且つ両側ではなく片側に出現します。
痛みが強くなると睡眠にも支障をきたします。
加齢や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下すると、潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活性化しやすくなるため、日常生活のなかで症状も大きく異なってきます。
帯状疱疹後に対する当院の考え
帯状疱疹に対する当院の考え方で大切になってくるのは、初期症状の鑑別になります。
帯状疱疹の初期症状として、身体の左右(主に上半身)に沿って皮膚の痛み、痒み、痺れ、違和感が表れることがあります。
これらの症状を患者様自身の感覚と私たちの専門的な観察によって注意深く評価します。
痛みの原因や日常生活での困難さなど、患者様の具体的な状態を把握するために詳しくお話を伺います。そして、痛みが酷い場合には患部を温めて血行を促進する方法など、適切な日常生活のアドバイスを提供します。
また、帯状疱疹は清潔を保つことも大切ですので、石鹸を使って優しく洗浄する方法など、患者様に合ったケアをお伝えします。
帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか
帯状疱疹は放置すると、後遺症として神経痛が残ることがあるため、早期の施術が必要です。
放置した場合や施術が遅れた場合、全身的な症状としては39度以上の熱や頭痛がよく見られます。帯状疱疹にかかった際は体力が著しく低下しているため、安静にすることが大切です。
さらに、帯状疱疹ウイルスや水痘ウイルスは神経系に大きな影響を及ぼすことがあり、感覚器である目や耳の神経を傷つけ、視力低下や難聴を引き起こすこともあります。
また、もしも帯状疱疹ウイルスによる水膨れができてしまった場合は破らないようにしてください。細菌による二次感染が起こる可能性があるので注意が必要となります。
帯状疱疹後の軽減方法
万が一帯状疱疹にかかった場合、皮膚の症状に応じて塗り薬や痛みを軽減する鎮痛薬や、帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬が処方されます。
日常生活では、患部を温めることをお勧めします。温めることで血液循環が促進され、痛みの悪化を防ぐ効果があります。
初期症状の段階でも入浴は大丈夫ですので、体の芯から温めましょう。
ただし、帯状疱疹に対して氷や扇風機の風を当てることは避けるようご注意ください。
帯状疱疹の大きな原因の一つはストレスや疲労であり、これらが免疫力を低下させ、帯状疱疹の発症を促すことがあります。そのため、充分な栄養と質の良い睡眠を確保するようにしましょう。
帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
帯状疱疹の軽減に効果を期待できる施術は3つあります。
・1つ目は鍼施術です。
早い段階で鍼施術を受けることで、皮膚の痺れや不快な感覚、痛みなどを早期に軽減できます。
・2つ目は電気施術です。
当院ではEMSと楽トレという2つの種類の電気施術があり、症状に合わせて電気の周波数を調整することで、痛みに対する電気信号を抑制し、神経の鎮痛効果を得ることができます。
・3つ目は温熱施術です。
帯状疱疹に対しては冷却は避け、逆に患部を温めて血流の向上を促すことで痛みの軽減が期待できます。患部を適切に温めて、快適な状態を保つことが大切です。
その施術を受けるとどう楽になるのか
早期に症状を軽減することにより、日常生活が楽になります。
過度の痛みは仕事や日常生活、睡眠、食事などに大きな影響を及ぼす可能性があるため、積極的な施術をお勧めします。
安静時の痛みが軽減されることで、動作時の痛みも緩和されます。
また、帯状疱疹が軽減すると免疫力も向上し、他の病気や風邪に罹りにくくなります。
お一人で悩まずに、まずは専門家に相談ください。
当院では患者様一人ひとりに合わせた施術計画を立て、ニーズに合った施術を提供いたしますので、安心してご来院ください。
軽減するために必要な施術頻度は?
帯状疱疹の症状を軽減するために、週に2〜3回の頻度で施術を受けることが必要です。
早期の軽減が重要であり、帯状疱疹ウイルスや水痘による2次感染のリスク、痛みによる日常生活の制約、睡眠の障害、患部の不快感や痺れが後遺症として残る可能性があります。
状態が良くなるにつれて施術のペースを調整し、患者様のニーズに合ったアプローチを提供します。
1ヶ月程で自然治癒する方もいますが、高い確率で「帯状疱疹神経痛」が後遺症として残ることがあるため、しっかりと施術を受けることが大切です。
通院が難しい方にも、日常生活の指導を通じて、帯状疱疹に向き合いながらサポートいたします。